ちょこっと記事
まるゼミ誕生まで④~いくらのアップル版をつくってください~
じもとまるまるゼミのリリース前後1年分くらいを
加藤拓馬が一気に振り返るコラム・シリーズ「まるゼミ誕生まで」
前回のあらすじ
コミュニティは夢を諦めさせるのか?
それとも、志を果たしに帰るふるさとはあり得るのか?
「アップルのようなロゴがいい」
歩さんへの無茶ぶりは続く。
地元Uターン組のデザイナー歩さんに、新事業「じもとまるまるゼミ」のロゴの注文をする。
「なんかこう」
「強烈にシンプルで、強烈に印象的な」
リンゴのマークを見れば誰だって、マッキントッシュ、アイマック、アイポッド、アイフォン、もしくはジョブズを連想する。ニュートンのリンゴから始まったアップル社のリンゴ。
「じもとまるまるゼミ」に込めた想いは、1. 地元はまるまる(まるごと)学び舎になりうる、2. 地元は◯◯先生で溢れてる(◯◯にはいろんな名前が入る)という2つのメッセージ。
「〇〇とかけて…隠れたコンセプトは…そう…『いくら』!」
「いくらは鮭のたまご。鮭のように、いつか地元に帰ってくるのが願いです」
そう、彼らは将来夢溢れる地元のたまごだ。
「いくらのアップル版をつくってください」
ぶつけるようにアイディアを投げる。
これが、歩さんへの注文だった。
その結果、生まれたロゴがこちら。
これ、実はいくらなんです。笑
このブルーは前身企画「すなどり先生」の基調カラーを踏襲。
三陸の豊潤な海の青緑を表す。
森が近くプランクトンが豊富だから、藻のような、まるで深い森のような色をしているのが三陸の海の特徴だ。
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新企画のプロモーション1分ムービーは東京のかっくんにお願いした。「すなどり先生」の素材を送って、再編集してもらう。4月1日、かっくんから届く。
体験型地域塾「じもとまるまるゼミ」予告編
いよいよ大詰め。
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Webページは、タクビーさんに注文し、あすかちゃんと3人で打ち合わせを重ねて作った。
4月11日のリリースになんとか間に合う。
スクエアシップで3人で小さく拍手。
いぇい、いぇい。もうくたくただった、4月の半ば。
前身の「すなどり先生」を妄想してから1年半、経営未来塾卒塾から半年。
気仙沼の体験型地域塾「じもとまるまるゼミ」Webサイト
maru-zemi.com
2017年4月11日、人知れずまるゼミが公開された。
(加藤拓馬ブログ「遠東記」より)