ちょこっと記事
中学生のまるオフィス職場体験~2日間で何をする?~
自分たちで企画してみよう!〜中学生の職場体験〜
6月7-8日の2日間中学生4名がまるオフィスに職業体験に来てくれました。まるオフィスの職業体験の受け入れは、来てくれた学生さんたちに、『まるオフィスの仕事の魅力を知ってもらい』、『はたらくって楽しい!を体感してもらう』ことを目的としています。
そしてそのために私たちが彼らに与えたミッションは「この2日間でなにか面白いものを企画してみよう!」というものです。
最初は、いきなりそんなざっくりしたミッションを与えられてどうしていいかわからない表情だった彼らも、まるオフィススタッフから移住支援事業と教育事業の説明を聞いたり、仕事のやりがいをヒアリングしていく中で、だんだんとまるオフィスの仕事を自分たちなりに理解し今回の企画の「目的」を決めました。
「気仙沼の魅力を移住を考えている人にも、考えていない人にも発信する。」
「目的」が決まればそれを達成するためにはどんな手段をとるか?誰に何をとどけるか?すこしずつアイデアが湧き出てきます。インターネットや冊子で気仙沼に移住する人が何に魅力を感じるのか?どんなことが移住のきっかけになるのか?都会にはなくて気仙沼にあるものって何なのか…今までと違った視点で気仙沼というまちを探っていきました。
気仙沼の自然×教育×人の魅力を動画で伝える
発信の手段は動画と決まり、コンテンツも自分たちで考えていきます。自分たちで得意分野を話し合いながらインタビュー係、文書作成係、写真撮影係、アニメーション制作係と役割分担を決め、黙々と各自の作業に取り掛かる姿はもはや中学生には見えません。もちろん動画作成は初めての中学生たちですが、なんと自分たちで調べながら試行錯誤して動画をほとんど完成させていました。
ゼロから企画を立ち上げ成果物をつくる
今回の2日間の職場体験でまるオフィスのことを知り、「面白い企画を考える」という無茶ぶりに近いミッションをこなしてくれた中学生。タイムアウトで最後少しだけ動画編集が終わらなかったことを
「ラスト仕上げまでやりきれなかったのがとても悔しい」
「もう少し終わりの時間を意識して時間配分していきたかった」
という反省として話してくれました。
(それも仕事をする上での大きな学びですよね。実際に自分で体験してもらえてよかった!)
皆でできたところまでの動画を鑑賞しましたが、中学生が限られた時間の中でゼロから作り上げたとは思えない動画が完成しました!
2日間のまるオフィスでの職業体験。最後に4人から感想を聞きました。
「企画をつくると聞いて不安でしたが実際にやってみたらすごく楽しかった!」
「4人で話し合ったり分担しながら作業して、協力することの楽しさを知った!」
「計画的に作業を進めることの難しさを感じた。今度同じような機会があったらちゃんと時間内に完成させらせるようにしたい!」
まるオフィスでは職業体験といっても「この作業をやって」「これをお願い」と具体的なタスクを頼むことはありません。この2日間をどう過ごし何に時間を使うか、決めたのも動いたのも中学生自身たちです。自分たちで目的に向かって企画を練る過程のなかで、調査、作戦会議、インタビュー、文書作成、担当決め、動画作成とどんどん仕事を見つけていく姿は頼もしかったし、自分たちで仕事を作り上げていくという私たちが一番経験してほしかったことをしっかりと学んでいってくれました!
4名の中学生、2日間、本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!
(文・かなえ)