まるゼミレポート

先生だって答えは分からない「先生の探究ラボ」レポート#6

気仙沼の有志の先生方(主に中学校教員)と一緒に探究学習についてオンラインで学び合う「先生の探究ラボ」

第6回を10月29日に開催しました!

今回は、探究学習コーディネーターが中心となって作成している探究ガイドブックの構成を考える場としてジャムボードを活用してワークを行いました。

令和3年度 気仙沼市教育研究会 教育講演会で教育長がお話しいただいた資料を参考に、気仙沼・未来創造力が拠り所とする3視点「自律」「協働」「創造」について、学年ごとに身につけたい資質能力をキーワードで書き出します。

それぞれ以下のようにまとまりました。

「自律」では、1学年で自らの興味関心を理解し、2学年で課題の発見、3学年で戦略的に動く力があるといいという話が出ました。自己決定、粘り強さというワードも上がっています。

「協働」では、多様性を受け入れる力や問いを投げ合う力の他、相手の利益とコストを想像する、という意見が出ました。また、対話するというワードが多く挙げられています。

「創造」では、行動力・実践力のほか、ブレストで笑いを取れる、余白などの視点も生まれました。

ワークを通して、先生自身が現場で感じている出来事とリンクされていく様子が見られました。
“自分にとって必要であること、自分がやりたいと思えることで、創造的な学習に繋がっていく” という気付きから、生徒自身の自分ごと化が足りていないと実感したようです。
また、このワークを生徒と一緒にやってみるのも面白そう!という声も上がりました。
言葉の概念を具体化させることで、大人も子どもも目指したい姿がイメージしやすくなります。
自分たちで資質能力を決定するプロセスは、新たな発見を生み出すと感じました。

先生の探究ラボも、回を重ねるごとにみんなで考えて対話する場が出来上がっています。
探究ガイドブックも少しずつですが形になってきました。
今後も先生の探究ラボを通して、先生方と一緒に考えていければと思います。
次回のレポートもお楽しみに!

第6回先生の探究ラボ 概要

日 時:2021年10月29日 19:30〜21:00
場 所:ZOOM(オンライン)
参加者:8名
(教頭・総合担当・教育事務所の先生など)

(文・あみ)

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