まるゼミとは

about

地元からはじまる わくわくする人生を。

「じもとまるまるゼミ」(通称まるゼミ)は、まるオフィスの教育パートナー事業です。

学校を含む地域ぐるみで中高生の学びをつくる仕組み(エコシステム)づくりをしていきます。

もくじ

 

まるゼミの背景

とある高校で、先生が高校生にこう言い放ちました。

不安になりますか?それとも、わくわくしますか?

これからやってくる未来社会は、複雑性や不確実性がどんどん高まっていくと言われています。

人口減少だけじゃありません。

AI、IoT、ブロックチェーンなどの次世代技術が拓くSociety 5.0。
超高齢社会、巨大災害のリスク、安全保障の不安定化…。

こんな時代を生き抜いていくためには、一体どんな力が必要なんでしょう。

 

また、そのAI(人工知能)曰く、2020年代に日本社会は都市集中型か地域分散型かの選択を迫られるそうです。

一度どちらかを選んだらもう戻れない分岐点だそうです。

前者を選んだなら、気仙沼はじめ日本のローカルはことごとく消滅するでしょう。

 

「集落コミュニティは夢を諦めさせる装置だ」という言葉を知っていますか?

米屋の息子は米屋を、豆腐屋の息子は豆腐屋を継いでもらわないと困る、

「私は東京に出て医者になりたい」

「ニューヨークでアーティストになりたい」

なんて言われてもその集落が困る、というのです。

 
確かに一理あるかもしれない。

なるほど、“いなか”は長男の夢を諦めさせることで持続性を保ってきたのかもしれない。

だとすると、これだけ情報が氾濫し、個人の自由が認められた現代社会に“いなか”は合わないワケです。
限界集落化するのも仕方ないワケです。

一方で、まるオフィスは“いなか”の潜在価値に注目してきました。

とすると、集落コミュニティは再定義を求められます。

そうだ、そこで育つ子どもたちの「夢を広げる装置」にしよう。

できるはずです。
ローカルには学びのタネがたくさん眠っています。ごろごろ転がる地域課題でさえ、学びのタネに変えることができるのです。

逆説的ですが、子どもや若者の将来の選択肢を広げることこそが、地元にポジティブに関わり続けたいと思う人材を育て、結果的に地域社会の持続可能性にもつながるはずです。

 
「結果的に」がキーワード。

ここに、地域教育「あるある」の落とし穴が。

 

地域の教育を魅力的にしよう!と意気込むまちはたくさんありますが、その目的が地域の持続可能性であるなら、それもまた大人のエゴでしかありません。国ですら然りです。

 

教育の目的は自由になるため。その子の人生の選択肢が広がっていくことに価値がある。

 

不確実な未来がやって来ようと、それは今も昔も変わりません。

 

まとめると…

  • 社会が大きく変わるぞ!
  • 特に“いなか”はピンチだ!
  • ピンチはチャンス。でも大人のエゴには注意!

 

まるゼミメソッド

まるゼミの出発点
「地元のくらしがい・はたらきがい」

上で述べた次世代への課題を実感し、私たちが考えたことは「とにかく気仙沼のかっこいい大人の背中を見せるっきゃない!」ということでした。

そこで2017年春、前身企画である中高生向け漁師体験「すなどり先生*」をバージョンアップして「じもとまるまるゼミ」をはじめました。*すなどり=「漁師」を指す言葉

まるゼミの学びのテーマは「地元のくらしがい・はたらきがい」です。
五感を使った体験型プログラムを通じて、地域の大人たち(○○先生)が秘める「地元でくらすとは?誰のためにはたらくのか?」という想いを暴いて、中高生に伝えていきます。

海への恋心を語るベテラン漁師、定年知らずの夢を持つベテラン農家、地元の「声」になりたいと願う若手デザイナー。
彼らとともにカッパをはいて浜におりていく、畳の上でお茶っこしながら漬け物をかじる。

子どもでも大人でもないティーンエイジャーの中高生にとって、こうした地元の再発見はちょっとした感動を生み、原体験になり得ます。多くが地元を離れる直前6年間にあたる中高生にこそ、知ってもらいたい地元があります。

まるゼミのねらい
「いきぬく力」

まるゼミのねらいは中高生に「いきぬく力」を育んでもらうこと、同時に地域に「協育」の仕組み(エコシステム)が根付くことです。

「いきぬく力」とは、「生き抜く力」つまり粘り強く逆境を突破する力と、「息を抜く力」つまりしなやかに回復する力の両方を指します。ともに「くらす」と「はたらく」がとても近い“いなか”ならではの力です。

そんないきぬく力をもった人は、人生の選択肢がたくさんある人です。どういう状況に置かれようと、好きな仕事に就いて、もしくは興して、のびのびと生きていける人です。

そのためには「私がやりたいんです!」と言える「主体性」と「独りじゃムリだから助けて!」と言える「協働性」が欠かせません。

さらに言えば「私がやりたい」と思えるためには「自分には何かしらの役割がある」「自分は誰かの役に立てる」とそもそも普段から思えているかどうかが大事な最初の分岐点です。

これが「自己有用感」です。
しかし日本の中高生の自己有用感は低いという課題は前述のとおりです。

じゃあ、どうやって自己有用感や主体性は生まれるのでしょう?

2つの志向

まるゼミが目をつけたのは「地元志向」と「未来志向」という2つの志向、つまりスタンスや姿勢です。

  • 地元志向
  • 地元志向をもつ中高生とは、例えば地元に愛着と課題意識をもっている、例えば地元内で多世代交流がある子です。地元への帰属意識はアイデンティティを支え、多様な大人との交流が視野を広げます。

  • 未来志向
  • 未来志向をもつ中高生とは、例えば絶対解のない未来や事象に対してわくわくを感じる子です。自身の将来に対してもポジティブになれますし、多角的な未来予想に興味をもつことでやはり視野を広げることにつながります。

この2つの志向が思春期の自己有用感と主体性を育むというのが「まるゼミメソッド」の根幹です。

企画力/実行力

さらに、主体性をどう協働性やいきぬく力につなげていくか考えたときに「企画力/実行力」が欠かせないことに気づきます。いくら高邁な志向をもっていても、それに裏打ちされたスキルが必要です。

いつ、どこで、だれと、なにを、どうやって動かすのか企画し、仲間と実行する経験が中高生のうちからとても大事になってきます。

地域も育つ

準備中です。準備中です。準備中です。準備中です。

 

まるゼミのメニュー

ベーシック・プログラム

地元志向を育むプログラムで、まるゼミの原点である漁師体験や農家体験を主に地区ごとの中学生を対象に実施しています。(現状:唐桑地域のみ)
高校生以上はスタッフとして参加できます。多地域展開を目指していますので、ウチの地区でもやりたい!という声をお待ちしております。
後援:気仙沼市教育委員会(2017年度〜)

唐桑地域

起点となった唐桑地域=唐桑・中井・小原木3地区でのプログラムです。2018年度より企画名「からくわのまるまるゼミ」として、まちづくり協議会、公民館と協力しながら実施しています。
共催:唐桑町まちづくり協議会(2018年度〜)
プログラム例/レポートはこちら→#唐桑

まるまる先生_マップ

まるゼミを彩る学科たち

 
 

アドバンス・プログラム

気仙沼全市の高校生を対象にしたプログラムや、ベーシック・プログラムからの発展プログラムです。

けせんぬま未来ゼミ

未来志向を育むプログラムで、対象は主に高校生です。「未来にわくわくしてる?」を標語に、未来をテーマにしたツールやサービス、作品、メディアに触れる機会をつくります。高校生の「未来リテラシー」(読解/活用能力)を上げることがねらいです。詳細はこちら→コラム「けせんぬま未来ゼミはじまる」

こんな未来ツールを提供できるよ!というアイディアをお待ちしております。
共催:認定NPO法人底上げ
プログラム例/レポートはこちら→#未来ゼミ

まるゼミしごとメーカーズ

企画力/実行力を育むプログラムで、対象は主に高校生です。地元企業とコラボして、企業から出してもらうミッション(指令)に挑戦する実践型のゼミです。高校生は地元の経営者はじめ多様な大人と協働しながら課題解決力を身につけることができます。

自社サービスとコラボしてみたい!という企業様のアイディアをお待ちしております。
プログラム例/レポートはこちら→#しごとメーカーズ

 

学校との協働プログラム

唐桑中学校まちづくり学習会

中学生が地元志向を育む取組みとして、唐桑中学校の「総合的な学習の時間」のコーディネートを行なっています。学校と地元のキーマンもしくは外部の専門家をつないでいくことが私たちの役割です。
1学年:防災のまち 唐桑
2学年:福祉のまち 唐桑
3学年:海のまち 唐桑(海洋教育の一環)
2018年度より唐桑地域3公民館の「地域学校協働活動推進事業」を活用して、推進員として委託を受けて活動を再スタートしました。
プログラム例はこちら→#唐桑中学校

気仙沼高校フィールドワーク・アドバイザー

2017年度より気仙沼高校のフィールドワーク・アドバイザーとして、1学年の地域社会研究や2学年の課題研究のサポートを行っています。月1回、放課後の相談室を校内で実施中。

 

地域のプレーヤーとの協働プログラム

まちづくり協議会との協働

唐桑町まちづくり協議会が運営する地域協育プログラムに対して、普段はいちプレーヤーとして、ときに企画アドバイザーとして参画しています。そこから生まれた高校生のまちづくりチームの伴走サポートも行っています。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード実行委員会

気仙沼でやってみたい!という想いのもと高校生が自分に出来るプロジェクト(マイプロジェクト)を半年間かけて磨いていくプログラムです。その実行委員会の一員としてプログラムの運営、高校生の伴走者を担っています。
プログラム例はこちら→#高校生マイプロ

YEG×地域協育(仮)

気仙沼商工会議所青年部(YEG)の取組みで、地元の中学校の「職場見学 事前学習」(仮)のコーディネートを行なっています。地元企業の経営者とともに学校を訪れ、中学生に各社の仕事の魅力を直接伝えるピッチ&グループワークを実施します。
プログラム例はこちら→#YEG

じもとのボード

当サイトでは以上の「地域のプレーヤーとの協働」を進めるために、まるゼミの取組み以外にも、気仙沼の地域協育の取組み事例を広く「じもとのボード」というコーナーにて紹介していきます(ボード=掲示板)。地域協育のポータルサイトを目指します。

 

まるゼミの前身企画「すなどり先生」

漁師のくらしや仕事の価値を再発見して、広く知ってもらって、持続可能なものにしたい!という想いから、唐桑半島で観光客向け漁師体験プログラムをはじめたのがコトの発端でした。
1〜2年挑戦してみて「漁師のくらしや仕事の価値を一番知ってもらいたい人って誰だっけ?」「まずは地元の次世代じゃないか」という答えに至り、2016年春、対象を観光客から中高生に変更します。観光コンテンツが教育コンテンツに変わった瞬間でした。企画名は「すなどり先生」。「すなどり」とは「漁師」を指す言葉です。

漁師さんを呼んで、上はシャツとネクタイ、下はカッパを着てもらいます。「こんな格好はじめてするや」とみんな口にします。「今日からこのクラスを担任します、漁師です。」というチラシが完成しました。

その1年後、漁業以外の業種にも展開させ「じもとまるまるゼミ」として再スタートさせることになります。(そのスタート前後の物語はこちら→コラム「まるゼミ誕生まで」
レポートはこちら→#すなどり先生

 

まるゼミ1分MOVIE

主催

一般社団法人まるオフィス
(担当:加藤拓馬)
maru-office.com

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