まるゼミレポート

先生だって答えは分からない「先生の探究ラボ」レポート

今年度の新たな活動として、気仙沼の有志の先生方(主に中学校教員)と一緒に探究学習についてオンラインで学び合う場「先生の探究ラボ」を始めました。

記念すべき第1回目は、3校(&教育委員会ほか)から総合学習の担当や教頭先生など6名の先生に参加いただき、探究学習におけるステップの整理や評価指標(ルーブリック)、生徒の自己評価シートについて考えました。

既にルーブリック案を作っている先生から共有をいただき、私たちからは他地域の高校で実践している問いの作り方を共有しました。
いったん年度の頭に問いを立てても探究がスムーズに進むとは限りません。探究を進める中で「問いの進化」があることを踏まえつつ、評価シートを検討します。また、ルーブリックと言っても、探究ステップのルーブリックとコンピテンシー(育みたい資質)のルーブリックそれぞれの考え方を持つことが大事ではないかという声も上がりました。

今回は非公式の場でしたが、学校現場で働く先生と教育委員会で働く先生の参加があったことで、これからの探究学習で実践していきたい内容の共有ができ、探究ラボを通じて生まれた考えもありました。
また、最後のコメントでは先生から「自分も探究していく必要がある」というコメントも。
探究学習で生まれる問いの答えは、誰も分かりません。だからこそ、定期的に先生方で集まって交流しながら学び合う場が重要だと感じました。

第1回先生の探究ラボ 概要

日 時:
2021年5月7日

場 所:
ZOOM(オンライン)

参加者:3校6名
(教頭・総合担当・教育事務所の先生など)

(文・あみ)

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