まるゼミレポート
社会人週末ワークキャンプ−唐桑ぐらし体験&高校生と空き家ワーク!!
初!社会人向け週末ワークキャンプが5月27-28日に開催されました。
「気仙沼・唐桑ぐらしを満喫する」&「地元の高校生と刺激を与え合う」という2つのテーマで過ごした濃い〜ぃ1泊2日でした。
コンテンツ1「食材確保!唐桑の海で釣りっこ」
(1日目 PM)
まずは、初日の夕食を確保すべく、漁師さんのもとを訪れたり、釣りざおを片手に洋上に乗り出します。地元の商店に買い出しにも行きました♪
コンテンツ2「空き家で自炊に挑戦」
(1日目 夜)
釣った魚たちをすぐ調理します。地元民かっつによるメカジキ&初ガツオの差し入れも!さっき水揚げしたばかりのホタテで豪快BBQも。気仙沼B級グルメ気仙沼ホルモンも加わり、いつの間にか超豪華。これぞ唐桑の晩ごはん。
宿泊は唐桑の空き家です。1棟貸し状態。みんなで雑魚寝がワークキャンプ。
コンテンツ3「高校生と空き家解体ワーク」
(2日目 AM)
さぁ、メインプログラムは地元の高校生と一緒にワークです。ワークの内容は、空き家のコンテナ解体作業。空き家は地域にとって隠れた資源です。ここは将来唐桑の「地域協育」の拠点として使いたい家屋。空き家を活用すべく、まずは整備をしましょう。
一緒にドロまみr…ワークをすることで、高校生とも一体感が生まれていきます。
コンテンツ4「高校生とワークショップ」
(2日目 PM)
地元の喫茶店GIGIにて、このキャンプのためのスペシャルビュッフェに舌鼓を打ったら、午後の最後のプログラムです。高校生と一緒に2班に分かれてグループワークに臨みます。テーマは「地元の高校生がまちづくりのために起こせる本気のアクションを考えよう」。
多業種が混在する中で社会人のディスカッション能力が問われます!高校生たちは聞いたことのないカタカナが飛び交う中、必死に議論に食いつきます。とてもいい刺激を得ます。
最後はグループごとに企画プレゼンテーション。どっちがおもしろいか!を判定するのは、なんとこの喫茶店の名物マスターです♪
最後は漁火パークに寄って、別れを惜しみながら解散しました。2日間本当にお疲れ様でした!
参加者の声
(唐桑ぐらしについて)
「素敵な自然に囲まれながら、 非日常的な体験を満喫出来た。 心の豊かになる感覚を実感できた。」
「見たこともないほどのごちそうをみんなでわいわい作って食べて本当に楽しかったです!魚の裁き方レクチャー、勉強になりました!」
(高校生とのワークについて)
「高校生が、まだ1年生なのに、進路について真剣に考えていることに驚きました。(自分がそうだったので)地方の学生は進路についての意識は強くない印象でしたが、しっかり将来のことを考えているメンバーがいることはとても心強く感じました。」
(地元の人やスタッフについて)
「完璧です!地元のひとはもちろん、移住されている人も多く、様々な視点を学ぶことができました。」
(全体について)
「最高でした。 とにかく、行って、体験して、感じることの大切さを学びました。 また、メンバーとの相互理解も進み、色んな意味で密度の濃い2日でした。」
企画への想い
日本の地方の限界説が真実味を帯びていく今日、魅力的な地方の隠れた豊かさがクローズアップされるようになりました。一方でまだまだ直接地域に足を運ぶ動機には乏しいのも現状です。気仙沼は大好きだけど、刺激的な「出会い」を求めてほとんどの高校生が都会に流出するのも現状です。
だったら、ワークキャンプで東京の最前線にいる若手社会人と気仙沼の高校生の「出会い」を生もう。地域のポテンシャルはまだまだ捨てたもんじゃない!捉え方次第でどんどん創造できる!と感じ合おう。
三陸沿岸は時が流れるにつれ「復興支援」という文脈は風化するけれど、「地域創生」の真っ只中にあります。若手社会人のみなさんにとって、これからの社会の将来を見つめるには十二分なチャンスがここ三陸に転がっています。
高校生にとっては、地元にいながら刺激的な「出会い」を得る機会になります。これからの自分のキャリアモデルにどんどん出会えます。
参加者にとっても、高校生にとっても、いい「出会い」が生まれるよう、これからもワークキャンプは続きます。
まるオフィス 加藤拓馬
主催:一般社団法人まるオフィス