まるゼミレポート

未来ゼミONLINE #6レポート:ジェンダーマイノリティの未来〜多様な性ってなんだろう?

コロナ休校で学びを止めるな!未来ゼミONLINE

未来にわくわくしてる?

を、キーメッセージに高校生に未来をお届けする「未来ゼミ」のオンライン版。

今回も、新型コロナウイルスの影響による一斉休校中の高校生・中学生を対象に実施しました。いよいよ最終回!

オンライン企画概要&ねらいはこちら↓

未来ゼミONLINE #6

テーマ:「ジェンダーマイノリティの未来〜多様な性ってなんだろう?」

高校生からのリクエスト「LGBTQの未来」にお応えして、最終回はゲストをお呼びするスペシャルな回となりました!

皆さんは「ちがい」という言葉を聞いて、どんな感じを持ちますか?
今回は認定NPO法人ReBitのメンバーからお話を聞きながら、LGBTを切り口に多様な性について、そして一人ひとりの「自分らしさ」について一緒に考えてみましょう!

ゲストは認定NPO法人ReBitのしんちゃんです!パチパチパチ

ReBitさんはLGBT問題に取り組む著名なNPOです。団体名には「少しずつ(Bit)」を「何度でも(Re)」という意味が込められています。

詳しくはぜひWebページをご覧ください!(ロゴをクリック)

実は、私(加藤拓馬)は大学サークル時代の「Re:Bit」から知っていて、今回気仙沼の高校生のためにこうしてご協力いただけたことはめっちゃ感動。

さて、そんなReBitの教育事業担当のしんちゃんより、パソコンごしにさっそくお話をしてもらいました。

ーー「ちがい」とか「多様性」ってなんだろう。

ーー「セクシュアリティ(性のあり方)」って?

そして…

「一部がちがう」わけじゃない、
ひとりひとりちがう、それぞれのセクシュアリティがあって当たり前。

性は「グラデーション」!

という大切なメッセージをもらいました。

な〜るほど!
女か男か…とかいう二者択一ではもちろんないにしても、
いくつかのマイノリティ(少数派)のパターンがあるのかと思ってたけど、そもそも◯者択一の話ではないんですね。
グラデーションなんだ。
そりゃ、ひとりひとりちょっとずつ全員ちがうワケです。

しんちゃんの当事者としての経験談も聞かせてもらいました。
オンラインなんですが、しんちゃんの言葉から想いがしっかり伝わってきます。

さて、お話を聞いたあとはしんちゃんとフリートーク。

高校生から投げられるしんちゃんへの質問がとても興味深かったです。

  • 当事者以外の共感、理解を得るためにはどうしたらいいですか?
  • しんちゃんが人生で刺激を受けた人はいますか?
  • 都市部と地方では差があると思うんですが、地方ではどうリテラシーを上げていけばいいと思いますか?

高校でLGBTについて研究してる生徒もいて、さすがの質問内容…!

  • 
ちがいを受け入れるときに心に留めておくとよいことはありますか
?

この問いもいい問いですね〜
じゃあこの質問を最後にみんなで考えてみましょうか。

ちなみに、しんちゃんは「
自虐・他虐を言わない
」ということを心に留めているそうですよ。

以下チャットより高校生の意見。

  • 
普通なら〜を言わない

  • 
何かと比べて考えない
  • 全部を全部否定しない。認めて受け入れれば世界観が広がる。

  • 
まず自分が自分らしく。楽しんだもん勝ち思想を大切に。
  • 相手の見た目とか行動とかで
イメージを決めつけない!
  • 

勝手な先入観を持たない!
  • 
人それぞれの世界観を否定しない。
  • 自分の言動に対して、当たり前を当たり前にしないこと。
  • 
あたりまえ、とか普通を考え直す!普通とかあたりまえってなんやねん!と、心をまっさらに…こういう人なのだ!と考える!

  • 自分の価値観、世界観が全て正しいと思わず、こういう考えもあるんだぁーって考える!

  • 
他への理解をできてるかチェックをときどきする

  • 悩んでいる人や困っている人がいれば、相談にのる。自分よりも、周りを優先する。周囲をよく見る!

  • 誰もが「ちがい」を持ってる点でちがわないって考えると、いい意味でみんなと一緒に「ちがい合う」人生を楽しみたいってなります!

自分より周りを優先することもいいけど、自分も大切にね。

「ちがい合う」っていう言葉ステキだねぇ!

…などなど、しんちゃんとやり取りをしながらシェアする時間になりました。

「ちがい合う」ことを前提にして、友人を、社会を見たときに、なんだか優しく丁寧に接しようとしている自分に気付かされます。
多様性が当たり前の未来を感じることができました。

ゲストのしんちゃん、本当にありがとうございました。

(たくま)

概 要

日 時:
2020年3月19日(木)10:00〜11:30

場 所:
オンライン上(zoom)
(発信元:まるオフィス新事務所「内湾ストップ」)

参加者:13名
気仙沼高校3年(卒業生) 2名
気仙沼高校2年 7名
気仙沼高校1年 2名
唐桑中学校3年(卒業生) 2名

オブザーバー 4名+スタッフ2名+ゲスト

合計 20名

主 催:
一般社団法人まるオフィス
認定NPO法人底上げ

Special Thanks:
認定NPO法人ReBit

まるチャンネル