まるゼミレポート

けせんぬま未来ゼミvol.04 −AIってなに?IBMに聞いてみました

未来にわくわくしてる?

高校生と未来をわくわく考えながら「未来リテラシー」を高めちゃおう!というゼミ、その名も「けせんぬま未来ゼミ」。認定NPO法人底上げの成宮崇史さんと共同主催で、こつこつ続けております。(けせんぬま未来ゼミの想いはこちらのコラムをご覧ください)

第4回のテーマも「人工知能=AI」です。第2回第3回に引き続きAIシリーズ第3弾になります。やっぱりAIはおもしろい!

そして今回ははじめての試み。
な、な、なんと!実際にAIを使ったサービスを開発する方にオンラインで登場してもらいました。

ゲスト登場してくださったのは「日本IBM」のエンジニア半田さんです。

IBMが開発したAIサービス「Watson(ワトソン)」をご存知でしょうか。有名ですよね。そのワトソンについて気仙沼の高校生に教えてくれませんか?と打診した結果、快諾してくださったのです。

オンラインでのゲスト登場とはどんなカンジになったのか…!

当日の様子はこんなカンジ。う〜ん、近未来ですね。

「実はAIブームは今に始まったものじゃないんです。1960年頃から第1次AIブームが起きました」
AI=人工知能(IBM流に言うと拡張知能)の基礎編から紹介してくれます。現在は第3次AIブームで「ディープラーニング」などのキーワードに象徴されます。

ディープラーニングとは?今までのAIゼミに参加してきた生徒にとっては復習ですね♪

次にワトソンの実用例を紹介。
例えば、ハワイ旅行のバーチャルアシスタント「マカナちゃん」(JAL)。自然言語を理解して、チャットでいろいろ返してくれます。ポイントは「AIは学習させるとどんどん使いやすくなる」ということ。はじめから使いやすいものはないんです。
おもしろいですね〜。

AIの役割とは何なのか?

「可能性の幅を提示してくれる」ことが重要なAIの役割なんです。
例えば医療現場だったらAIが「あ、この患者はガンかも?」と候補を示してくれる。
選択するのはあくまで人間です。

続いて、サービスを創り出していく上で非常に重要な「Design Thinking(デザイン思考)」という考え方について教えてくださいました。最前線で活躍するプロから直に聞く失敗談も盛りだくさん。

AIだけでなく、エンジニアとしての話もたくさん聞けました。

最後は、対話形式でいろいろと半田さんのお仕事について聞いていきます。

「(企画/開発しているときは)どういう結果になるか分からないことが多い。だから試行錯誤しながら。はじめから正解100%を狙わないですね」
わくわくするお仕事ですね!そんな「エンジニアのやりがい」も伺ってみました。

「ユーザーの声を聞いて、試行錯誤して、それを形にするところまでできる」ことだそうです。ものづくりの楽しさの原点ですね。

「失敗をおそれずに行動していってほしい」
最後に、同じ宮城県出身の半田さんから心強いメッセージもいただきました。

高校生の感想はどうだったでしょうか。

「今までAIは怖いなぁと思ってたけど、直接開発している方と話すことで、すごいなぁーと思えた。直接会って話すのって大事ですね。
(AIを)人がどう使うかを大事にすれば、いずれAIに感謝する日が来るんだろうなぁと思った」

「AI肯定派、否定派のどちらかという話ではなく、『使い方によって』大きな可能性を感じることができた」

3回にわたるAIシリーズはいったんこれで終了です。
いかがだったでしょうか。

最後に高校生自身が暴いてくれましたが、もはや「AI賛成」か「AI反対」か…なぁんていう二元論はとても稚拙です。
少なくても排除はもう不可能ですし、AIが当たり前に日常にあふれている社会はもう目の前まで来ています。
どうAIを使い、どう向き合うのか、人間の方が試されていると感じます。

そんなことを高校生と共有できた3回シリーズでした。
日本IBMの半田さん、川本さん、本当にありがとうございました。最後にIBMさんが登場してくださったことで、リアリティが一気に増して「未来」をよりわくわく感じることができました。


(近未来な集合写真)

次回も未来ゼミをお楽しみに。

(文・加藤拓馬)

第4回けせんぬま未来ゼミ 概要

日 時:
2018年9月12日(水)
18:00〜19:30

場 所:
アゲドコロ(高校生のフリースペース by底上げ)

参加者:3名
気仙沼高校2年 2名(女2)
気仙沼高校1年 1名(女1)

協 力(ゲスト):
日本IBMシステムズ・エンジニアリング(株) 半田 恭大様
日本IBM(株) 川本 みづき様

主 催:
一般社団法人まるオフィス
認定NPO法人底上げ

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